生物検定法の特徴と種類 FEATURE/TYPE
現在、さまざまなダイオキシン類の簡易測定法が開発されていますが、簡易測定法は大きく「生物検定法」と「機器分析法」の2つにわけられます。
生物検定法とは
生物検定法(バイオアッセイ)とは、生物を用いて、生命反応を測定することにより、生物作用量を分析し、毒性を判断する方法(生物検定法)のことです。
物質が分からなくても、総毒性があるか判断できる。
化学分析だけでは測定不可能な、微量の化学物質の複合影響などを総合的に評価できる。
化学分析法(ケミカルアッセイ)との比較
ケミカルアッセイの特徴
- 化学薬品を用いて
- 化学反応を測定し
- 物質量を分析値として評価
バイオアッセイの特徴
- 生物材料を用いて
- 生物反応を測定し
- 生物作用量を分析値として評価
生物検定法の種類(公定法6種類)
Ahレセプターバインディングアッセイ法(3技術)
レポータージーンアッセイ法 CALUX Assay
公定法で指定された技術ホタル等の発光酵素であるルシフェラーゼを発現させるレポーター遺伝子を導入した組換え細胞を用いて、試料中のダイオキシン類に応答した遺伝子により生成されるルシフェラーゼの活性(発光量)を測定することによりダイオキシン類の量を測定する方法。
ダイオキシン類による生体内での遺伝子発現誘導メカニズムを利用するヒト、マウス、ラット細胞由来の方法が商品化。
抗ARNT抗体を用いたイムノアッセイ法
Ahレセプター・ARNT複合体に対して反応する交代による抗原抗体反応を利用する。
AHレセプターアッセイPCR法
Ahレセプターと結合したDREプロープの量をリアルタイムPCR法で定量するAhレセプターPCR法。
抗ダイオキシン抗体を用いたイムノアッセイ法(1技術)
ELISA法
公定法で指定された技術ダイオキシン類に特異的に反応する抗体による抗原抗体反応を利用する。
ダイオキシン類以外の分析・測定もおまかせください
日吉サイトへ- 栄養成分
- 水道水・飲料水
- 放射能
- 残留農薬
- 金属
- 清涼飲料水・ミネラルウォーター類
- 食品添加物
- おもちゃ規格
- 米の品種判定
- レジオネラ属菌
- 食中毒予防
- ペットフード
- 水質・底質・土壌
- 大気
- 騒音・振動
- 作業環境
- 建築物空気環境
- 悪臭
- 絶縁油PCB
- 廃棄物
- アスベスト分析
- シックハウス分析
- 土壌汚染対策
- 浴槽水、プール水