試料採取と取扱方法 SAMPLING METHOD

採取方法

それぞれの媒体についてHRGC/MS（機器分析法）と同等程度の採取を希望致します。

1. 水質試料は、採取地点で採取器具を用いて、試料ができるだけ均一となるよう試料容器に採水してください。
2. 土壌、ばいじん・燃え殻試料については、分析に必要な試料は1検体当り2～10g程度と少量で済みますが、試料の均一化には十分注意しなければなりません。お送り頂く試料についても、均一化を十分に考慮してサンプリングして下さい。ただし、底質試料など水分の多く含むものについては、10g～50g程度必要となります。
3. ばいじん・燃え殻試料は、炉内で十分に攪拌・混合した後、50～100g程度をお送り下さい。
4. 土壌試料は、測定地点及び、四方5ｍ程度の四隅を採取し、計5試料を十分に攪拌・混合して50～100g程度をお送り下さい。
5. 全ての試料において、同時期にサンプリングする場合は、採取器具の使い回しを避け、試料間の汚染には気を付けて下さい。

採取に関するご注意

• 試料容器は、溶剤で洗浄済みのガラス製のもの。栓は、スクリューキャップなど密栓できるものが望ましいです。
  上記の試料容器は、弊社でも全てご用意しておりますので、ご連絡いただければ、宅配便等にてお届け致します。
• 採取器具は、ステンレス鋼製など測定対象物質の吸着しにくい材質のものをご使用ください。
  同時に複数地点採取する場合は、採取器具の使い回しを避け、試料間の汚染には気を付けて下さい。

粗抽出液について

HRGC/MS（機器分析法）を併行で測定された試料（排出ガス、ばいじん・燃え殻、土壌、水質等の粗抽出液）についても、分析可能です。

可能であれば粗抽出液操作までの操作Blankもお譲り下さい。
サンプリングスパイク、クリーンアップスパイクの有無をお知らせ下さい。入っている場合は、物質名及び添加量をお知らせ下さい。可能な限り、スパイクを除いた状態、入っている場合は、同量のスパイクをお譲り下さい。(スパイクの種類・量によっては分析ができない場合もあります)