排出ガス EMISSION GAS

排出ガス、ばいじん、燃え殻の測定において、公定法(ダイオキシン類対策特別措置法施行規則第2条第1項第4号の規定に基づき環境大臣が定める方法)が適用可能です。詳しくは以下をご覧ください。

公定法について

排出ガス等のモニタリング

廃棄物焼却施設における排出ガスなどの管理では、HRGC/MS法(機器分析法)とCALUXを併用することで、最適な運転条件を設定し安全かつ効率的に、日常的な自主管理が可能です。

例:D工業廃棄物焼却炉にて

廃棄物の量・種類によるDXN濃度の変化を確認し、日常的な管理に利用しています。

項目 HRGC/MS CALUX
ケース 媒体名 ng-TEQ/㎥N 実測値 HRGC/MS比 換算値 HRGC/MS比
ケース1 排出ガス 12 49 4.1 12 1.0
ケース2 排出ガス 2.1 7.5 3.6 1.9 0.90
ケース3 排出ガス 1.1 4.3 3.9 1.1 0.99
ケース4 排出ガス 1.2 6.6 5.5 1.7 1.4
ケース5 排出ガス 52 140 2.7 35 0.68

廃棄物解体時のモニタリング・除洗確認として

1994年頃から産廃処理業者「(株)日本工業所」が和歌山県橋本市に産業廃棄物を持ち込み、谷を埋め野焼を行った結果、焼却炉内や周辺土壌で高濃度のダイオキシン類汚染が確認されました。2000年、和歌山県は業者に対し高濃度ダイオキシン類汚染焼却施設の解体・処分及び埋立廃棄物の撤去・処分等の処理命令を出しましたが、業者は従わず、同年5月、和歌山県が処置命令に係る代執行を行いました。
鴻池組(株)がこの代執行業務を、ジオメルト工法等(GeoMelt Technology)のダイオキシン類無害化処理技術により受託しました。

焼却炉

土壌環境基準1.000pg-TEQ/g、周辺土壌100.000pg-TEQ/g

試料媒体 性状 単位 HRGC/MS CALUX CALUX : HRGC/MS
1. 仮置き廃棄物堀削ヵ所 土壌 ng-TEQ/g 0.017 0.032 1.88
2. 洗净水 NO.1 水質 ng-TEQ/g 0.056 0.13 2.32
3. 仮置き廃棄物掘削ヵ所 土壌 ng-TEQ/g 0.095 0.64 6.74
4. 理設旧焼却炉施設横 ng-TEQ/g 0.21 0.75 3.57
5. 埋設旧焼却炉施設横 ng-TEQ/g 2.1 2.3 1.10
6. 洗净水 NO.2 水質 ng-TEQ/g 7.0 18 2.57
7. ドラム缶内炉底焼却灰 ng-TEQ/g 14 24 1.71
8. 焼却炉内焼却成 ng-TEQ/g 28 46 1.64
9. 焼却炉内焼却灰 ng-TEQ/g 29 51 1.76
10. 冷却塔残留物 ng-TEQ/g 120 120 1.00
11. 循環水槽汚泥 汚泥 ng-TEQ/g 110 160 1.45
12. 焼却炉煙突東崖上 土壌 ng-TEQ/g 150 480 3.20

相関係数(CALUX・HRGC/MS)・・・0.9756 ng-TEQ/g

その他

焼却炉解体のイメージ

他にも、同じように焼却炉解体現場における除洗完了後の判断、周辺環境影響調査に有効です。

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